質屋業界なのに新宿スワンに出てくるような会社で、初対面の上司に酒をぶっかけられた話~後編~アラフォーフリーターの職場

質屋業界なのに新宿スワンに出てくるような世界で、初対面の上司に酒をぶっかけられた話~中編~
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どうもQ一郎です。

アラフォーフリーターが転職した質屋業界の話を前編後編で終わらせるつもりでしたが、なんやかんや三部作となっております。今回はその最後です。

まずは地元三重での職歴編
田舎のデザイン会社がクソだと思った理由。
次に思い切った質屋業界の話
新宿スワンのような世界で、初対面の上司に酒をぶっかけられた話~前編~
新宿スワンのような世界で、初対面の上司に酒をぶっかけられた話~中編~

おっさんにいい転職先なんてあるんですか?神様。

それでは「新宿スワンのような世界で、初対面の上司に酒をぶっかけられた話」完結編スタート!

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社員が次々とやめていった店のその後

前回お伝えした、パワハラ店長も社員が次々とやめていくと、何かを諦めたのかように、面接時に見た穏やかな明るい小デブの兄ちゃんに戻っていきました。ベテラン社員は全員辞め、バイトも残っているのは5人中私を含めて2人、定休日のない店を回すのに最低限の人数だったと思います。

店長は休みの日も出社するうえ、本社からのサポートもあり、なんとか回っているような状況でした。そんな忙しさに時間を忘れていた頃、いつのまにか年末になり、1泊2日の社員忘年会があると通達されました。

仕事中以外は、私は完全な人見知りですので、知らねぇ奴と1泊なんて地獄以外の何物でもなかったんですが、他の店舗の人間と仲良くなれれば、目的としていた中古品鑑定のスキルをもっと習得できるのではと、浅はかな考えで全店舗社員が集まる忘年会に参加することを決めました。

奈良の旅館に集まるアウトサイダーたち

忘年会を承諾した私は、店長、生き残りのバイト(キャバ)と共に岐阜の旅館へと向かいます。旅館までは店長が運転してくれました。やさしいね。

目的の旅館に着くと、周りに先についていた各店舗の社員たちが、待ち受けていました。
周りを見渡すと時代遅れの金髪ギャル、ピアスまみれのホスト風スーツ、関西風味のおしゃれさん、茶髪の大学生風のガキ。

う~ん、変なとこ来ちゃったな。新宿スワンのロケですか?

頭の中でバカみたいなことを考えていましたが、来てしまったものはしょうがない、精いっぱい媚び売って頑張ろうと気持ちを切り替えました。

いや私もね、いまさらこの年でチンピラみても驚かないんですが、この忘年会に来るのって各店舗の選りすぐり、プラス幹部の人たちなんですよ。そういった集まりの中に真面目そうなやつが一人もいない。最後までまじめなサラリーマンを探しましたが結局一人も見つかりませんでした。事務のおばちゃんもなんかケバイしなぁ。

ああ、この会社はみんなこんななんだ。これはギャグじゃないんだと認識するまで多少時間がかかりました。

新宿スワンのバーストみたいな会社の社長は、普通に新宿スワンに出てきそうなキャラだった。

やだなーやだなー、こわいな、こわいなーと思いながらも表面上は取り繕ってみなさまに挨拶、挨拶。アラフォーのおっさんが、初めましてーよろしくお願いします。を連発しておりました。

そうすると多くの方が優しく対応してくださり、意外にも私もアウトローの世界へ入部できるのかなと思うようになっていました。

旅館のカラオケエリアで、ゲスそうな奴が上司のいる部屋に集まる中、下っ端は下っ端同士で盛り上がりましょうとおっさんの私を誘ってくれた名も知らない20代の彼への恩を未だに忘れません。顔は覚えてるから、もしもまた再開できたらぜひとも酒をおごって感謝の念を伝えたいとおもいます。風俗もつけるよ♪

下っ端同士でさあ盛り上がろうとゴマすりは出来ないけど、いい酒が飲めるならいいかと思った矢先、待ったが入りました。部屋に望まれない来訪者が訪れます。
見るからにお調子者の来訪者が扉を開けて放った言葉に、下っ端部屋にいた全員が一瞬固まりました。

「みんな社長のいる部屋に集まって、社長をみんなで盛り上げようよ♪」

あの時、部屋にいた人間はほとんど初対面だったと思います。ただ部屋の人数調整で自主的に違う部屋に集まった人間たち。それでも「仕事納めの忘年会で上司のよいしょとか勘弁してよ」という気持ちで何も言わずとも共感できた仲間たちだった。それをお調子クソヤロウがぶち壊しやがった。

なにげにお調子クソヤロウもベテラン上司、部屋の中には直属の部下もいたと思います。そんな奴の言うことを無視するわけにもいかず、私たちは社長のいる部屋へと渋々向かうことになりました。

社長を奉る宗教会社

私も一度か二度遠巻きに社長を拝見したことはあったんですが、マジマジと至近距離で見れるのは今回が初めて。

なんていうかこの会社にしてこの社長在りみたいな・・・社長感ゼロの社長なんですよね。多分私の知らないような高級ブランドなんでしょうが、ロンTの上にTシャツ着て、下はジーパン。ウォレットチェーンつけてクロムハーツをチラホラみたいな。

パっと見、古着感があるファッションで、顔はジャニーズみたいなめちゃくちゃかっこいい社長でした。当時で40代と女子社員から噂されてましたが、全然20代で通るような見た目でした。私ホスト風な人は嫌いなんですが、この社長とはもう少しお話したかったなと未だに思っております。
改造しまくりみたいな噂もありましたけどね、別にいいですよね。稼いだ金をどう使おうが。

ただね、他の社員たちの社長の崇め方がめちゃくちゃ気持ち悪かったんですよ。
カラオケ編では、よくある社長の時代に合わせて歌います的なベタなほのぼのした流れだったんですが、その後の夕食編が恐ろしかった。

まずは社長の顔がプリントされたTシャツを全員着せられ、社長が登場するタイミングで歌の上手な女子社員がウェルカムソングを熱唱。
乾杯の音頭を社長から各店長などが謳い、その後に盛大な拍手。
飯を食いながら社長をご満悦させるためにガキ使忘年会の10レベルしたぐらいの催し物(ちょっとしたコント、物まね、一発ギャグ)が連発。たいして酒も飲めてないのに、めいいっぱい気持ち悪くなりました。

なんというか言葉ではあまり伝わらないし、世にいうパーリーピーポーならいい会社だって思うかもしれないんですが、私では勤まりませんでしたね。ほんと地獄でした。

ほんの少しだけ社長と二人でしゃべっていただく機会があったんですけど、めちゃくちゃまともな人でした。こんなパーリーピーポーたちを束ねる長なんで、それ相応と色眼鏡で見ていた私ですが、お話したところめちゃくちゃ紳士で、話もしっかりしてて金持ちってこういうことなんだと認識させてくれました。

ただただ取り巻きがね、ほんと取り巻きがね、ほんと嫌い。媚びへつらうレベルが昭和よりも立ち悪いなと思いました。

酒に酔わないように女子社員にロ〇ソニン配ってるような奴らだからね。効くかどうか知らねえけど、忘年会ぐらい好きに飲ませろよ。どうせ女子社員に飲み営業とかさせてんだろうが。

パーリータイム、ポン!ポン!な夕食会の後

華々しい夕食会の後、やっと解放されたかなと風呂でも入りに行こうと風呂の案内を探していると、今度は副社長のいる部屋でみんなで飲むぞとお声がかかります。夕食会では酒を飲むしかなかった私はこの時点でそれ相応に酔っぱらっておりました。

部屋に入ると副社長、どこかの副店長、取り巻きの方々。みなさんそれなりに酔っておられる様子で静かに談笑されていました。

部屋に入るなりどこかの副店長からのメンチ的な視線を感じつつ、酔っぱらっていたのでどうでもいいと端の方にそのまま座り、先輩方の会話を止めるわけにもいかず、参加することもなく黙々と飲んでいました。

するとどこかの副店長が話しかけてきました。

「おまえ、誰や?なんなんや?」

ウピ、何この言い草?なんかオレ下手こいてるなぁ。完全に嫌われておる。部屋に入ったときのメンチ気味の目線は気のせいじゃなかった。

会話をする機会もなかった初対面の上司になんの失礼をしたのか、想像もつかない私でしたが、酔っぱらいながらも挨拶を始めます。

「へぶぅ、あ、あぃ。あのぉ私○○店の○○です。よろしくお願いしまぁ!?」

言い切る前に私の顔に冷たい何かが飛んできました。予想もしない状況に数秒、固まってしまいました。いきなり顔に液体をかけられ固まってはいますが、幾分、酔いが覚めました。

話し相手に目を向けると、どうやらこのどこかの副店長が持っているグラスの酒を私にぶっかけた模様。

「はぁあああああ!!!なんなんや、それは!初対面の人間に何かましんとじゃ、コラぁあ!!」

状況を整理する間もなく酔っぱらいの私は一瞬でブチ切れていました。
上記に類似する言葉を吐きながら、私はどこかの副店長に詰め寄っていきます。周りにいた人が皆さん止めてくれていましたが、

どこかの副店長は「気に入らんのや、てめぇ」と言いつつ私に下段蹴りを放ってきます。私は「なにが気に入らんのじゃ、知るかボケ!説明してからケンカ売ってこいやカスが。理由もいえへんのか、猿かお前は??」

大人になってから数年ぶりにぶん殴ろうと思いましたが、自店の私の店長が止めに入ってくれました。

私の店長「手ぇ出すな、絶対に手ぇ出すなよ。」

ワイ「むぅぅうぅうう・・・ぐむぅうう。ふうううう。」

小学生のケンカみたいな嗚咽を吐きながら、殴ったらやばいかなぁと心で思いつつもいきなり酒をぶっかけてきたクソヤロウに店長命令とは言え、言葉でしか反抗できない自分に悔しくて、情けなくて死にたくなりました。

いつのまにかどこかの副店長と私は違う部屋へと移され、私の店長どこかの副店長が言い争う声が聞こえてきます。興奮していたので、内容はほとんど覚えていませんが、私の店長が私をかばってくれていたのだけはっきりと覚えています。

散々パワハラで私たち部下を苦しめてきた、店長に初めて感謝の気持ちを感じました。

エピローグ

この事件以来、私は店長に感謝の念をもって店長の為に尽くそうと尽力していました。ところが店長は以前からご執心のキャバに更なる猛追をかけてしまい、キャバは店をやめてしまいます。その後の店長は抜け殻のようになってしまい、勤務中も携帯ゲームで四六時中遊んでいる始末。なにかのネジが飛んじゃったんだと思いながらも私は働いていたんですが。

店長は店に来なくなります。

上からの話だと連絡も取れないとのこと。しばらくして新たな店長が来て、今後も続けてほしいとありがたいお言葉をいただきましたが、馬鹿らしくなって私も結局、辞めました。

全国に数店舗展開するような大きな会社で、こんな冗談みたいな話が起こりえる。新たな経験を得てアラフォーに磨きがかかるQ一郎でした。めでたしめでたし。

それじゃあへばの!

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