今回は少しまじめな話。
わたくしQ一郎は糖尿病でございます、それも1型。不治の病です。
初めて聞かされた時には”治らない病気”という圧にかなりへこんだもんです。
当時東京で生活していて仕事のストレスも重なり、わかりやすく自暴自棄に陥りました。
その後、時間とともに開き直りに近い考えで、今ではそれなりに向き合いつつ生活できるようにはなっております。
私の場合、かなり症状が進行してから初めて病院に行ったのですが、運悪くそこの医者がやぶで、1年以上2型糖尿病として診療されておりました。知らない人のために説明すると、2型は本人の不摂生などにより、一時的に膵臓からのインシュリン分泌が異常をおこし、血糖値が上がる糖尿病。1型は疾患により膵臓が弱り永続的に血糖値が上がるもの、こちらは治らないというものです。
その後、糖尿病のスペシャリスト的な先生に見ていただいたとき、私が飲んでいた薬は逆効果で弱った膵臓にさらにダメージを与えるものだったようです。
その時点でスペシャリスト先生からはインシュリンを進められ毎日おなかに注射をしなくてはいけない生活となりました。今まで普通に生きてきた人間に自分で注射するという行為はなかなかに大変なもので、病院でレクチャーを受け、実際にお腹に注射する緊張感から冷や汗や震えが止まらかったのを未だに覚えています。今では慣れたもんですけどね。
前置きが長くなりましたが、何が言いたいかといいますと初期症状を皆さんに知ってほしいなと思いまして、少しでも早期発見に役立てていただければと思います。先に言いますが、一番いいのは定期健診です。健康診断というか糖尿病につきましては献血でもいいので調べてください。血糖値高いと献血しても受け取れないと断られるはずです。軽い診断書もくれる気がする。
ではまず症状その1 異常な喉の渇き
もうほんと喉が渇いて渇いてしょうがない、多分末期のときはダイエットコーラ6リットルぐらい飲んでたと思います。後述しますが、人工甘味料もよろしくない。
とにかく喉が渇いて飲み続ける、しかも甘い飲み物が欲しくなる。地獄に落とされた餓鬼にでもなったかのような気分でした。
症状その2 トイレが増える
上記のような状態のため、小水回数が異常に増えます。そりゃ水分とれば当たり前だと思うかもしれませんが、糖を吸収できていないので、健康な方との差は大きく違います。
1日8回以上トイレ行く方は糖尿の恐れあり、なんていいますが、そんなものじゃなくなります。トイレのない環境だと1時間も居れないそんな状況でした。実際に外出した際、家のトイレまで我慢できず漏らしたこともありました。我慢していも人間の脳は不思議なものでトイレの扉を開けた瞬間、安心感から蛇口がゆるむ悲劇が何度もありました。
いつぞやは駅構内で我慢ができず、ついたても何もない通路で放尿したこともあります。都会の駅構内は広すぎかつ改札抜けないとトイレがないとかいろいろハードルが高かったです。
私の放尿シーンを見て見ぬふりしてくれた駅員さん本当に申し訳ございませんでした。
症状その3 どれだけ食べても痩せていく
トイレ回数が増えるのと同じ理由だと思いますが、食事、飲料を摂取しても体が吸収できず、そのまま体外に流れてしまいます。そのためトイレ回数が増えます。大のほうは増えた感じはありませんでしたが、お腹が緩くなっていたように感じます。
甘いものなり油のジャンクフードなど飲んでも食べても満たされません、上記で餓鬼になった気分と言いましたが、精神状況も相まって本気で今までの悪行の天罰、前世での不徳の罰がふりかかり自分は餓鬼になってしまったのではないかとそこそこ本気で考えるほど、不安定になっていました。
無知って怖いですね、体に異常があればまずは症状からパソコンで調べましょう、きっとヒントなり答えなりが見つかるはずです。
上記の3つが私が恐怖した自覚症状です。糖尿病は別名サイレントキラーと呼ばれています、自覚症状があるころにはかなり進行していると思っていいでしょう、繰り返しますが定期的な検診をみなさま怠らないで下さい。
また、1つ目の症状で言いました、人工甘味料についてですが、私はこれで膵臓を壊したんじゃないかと思っています。当時デスクワークがメインの仕事でろくに運動もせず、怠惰に生きていた自分は20㎏ぐらい太ってしまい、すこしでも痩せようとカロリーゼロの飲食物をたくさん摂取していました。
当時は人工甘味料も少し浸透してきた程度で健康被害のことよりも味がうんぬん好みが別れるみたいな状況だったと思います。
しかし、糖尿病になり人工甘味料についてのレポート解説を見たところ、人工甘味料は腸内環境を狂わす作用があるとのことです。研究レポートで発表されていますので事実なのでしょう。不思議なことに腸内環境が狂う人は確率的に50%らしいのですが、海外のレポートなので人種にもよりますでしょうし、胃腸が弱めな日本人はさらに確率が上がるのではと思っています。また甘いと脳で感じたのに、実際には糖分がないとインシュリン分泌までも狂う危険性があるとのことでした。それを繰り返すことにより糖尿病のリスクが跳ね上がるようです。
腸内環境の不調も人体のサイクルを乱し、内臓器官にダメージを与えることでしょう。
太ることも健康被害につながりますが、カロリーゼロ食品の危険性も考慮すべきでしょう。
糖尿病は合併症が怖い病気です。目を失い、足を失う危険性があります。比喩ではなく失明、足の切断です。
私も血糖値が高さから目の血管がつまりそうになり、ひどく炎症したことがあります。目が開けられないような状況でした。何分まだ若いころに発症した糖尿病で食欲も旺盛で忍び寄るサイレントキラーに危機感を覚えることができませんでした。
1型糖尿病は現代ではまだ治らない病気ではありますが、注射さえ打てば生きられます。早期発見なら飲み薬治療も可能なのかもしれません。
長々と書きましたが、まずは定期検診を、それが難しいようであれば血液検査を。
知ることがまずは問題解決の最初の手段だとしみじみ思っています。
私自身も含め、このブログを見ている方も自分の体を気にしてあげてください。
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