こんばんみ、Q一郎です。皆様お笑いは好きですか?私ね、お笑いにはちとうるさいぐらい大好きなんですよ。
ただ歳とともにどうしても新鮮味が無くなって笑う回数が減っていくんです。感動が減っていくんですよ。神様ってひどすぎ、年老いた上に感動の機会さえ奪っていくのですか?
その上、お笑いのテンプレートというか一度ネタがヒットすると主軸の流れは変えずに、状況だけ変えて複製していくこと多いじゃないですか?あれね、おじさん苦手なんですよ。
ここで勘違いしてほしくないのは、悪いのはあくまで私(感情が具鈍化したじじい)。芸人さんがヒットしたネタを応用して戦うのは至極当たり前の話。高いレスポンスがあったネタをフォーマットを変えず、ブラッシュアップしていくのは当然のことです。1回受けたからってすべての人が見ていたわけじゃないしね。
わかりやすく2019M1王者ミルクボーイで例えるとこういう感じ。

うちのおかんがね、好きな○○があるらしいんやけどその名前を忘れたらしいねん。

ほんだら俺がね、おかんの好きな○○一緒に考えてあげるから、どんな特徴言うてたかとか教えてみてよ。

○○してて○○とか食べるやつやって言うてた。




なんであんなに、栄養バランスの五角形が広いんかわからんらしい






俺も○○や思てんけどな、おかんが言うには、お坊さんが修行も時に食べてるって言っててん。




おかんが言うには、ジャンルでいうなら中華やって言うねん。





○○の箇所わかりましたか?ヒントもめっちゃあったし、そもそも優勝ネタなんでみなさんご存じでしょうが、これがめちゃくちゃ面白くてバカ受けして優勝しちゃったんです。
ちなみにこの○○はコーンフレークでした。
なぜわざわざ○○としたかというと、これがテンプレートで○○を変えて勝負してたということをお伝えしたかったんです。
上位のコンビは準決勝と決勝で2回ネタを披露するんですが、他のコンビが全く別のネタする中でミルクボーイは同じテンプレのネタで優勝。もちろん技術と経験があって、実際ウケたから優勝なんですけど、見てるおじさんはなんか損した気になるんです。
M-1(エムワン)優勝しちゃったから今年いっぱいぐらいこのネタテンプレートを多用していくんだろうけど、昨今、M-1(エムワン)優勝しても仕事が増えなかった芸人さん多いですよね。テンプレ多用はそういう方向に進む可能性が高いと勝手ながら思っちゃうんですよね。
例えばパンクブーブーさん曰くネタがおもしろいだけではだめらしい。ほんと厳しい世界です、芸人なら誰しも憧れるM-1(エムワン)で優勝してもまだまだ未来は約束されないなんて。
パンクブーブーさんはしくじり先生のスペシャル回でこうも言ってました。
「ぼくらは華がない!これだけ!!」
M-1(エムワン)で優勝するとM-1(エムワン)優勝者として見られるから余計にハードルが上がる、その中でキャラクターを押し出すのは至難の業。さらにキー局のテレビ出演と地方営業を天秤にかけなくてはいけない。
地方営業は貴重な収入源だけどテレビの露出が減ればオファーも減っていく。こういったことを言っていました。
確かに最近のバラエティを見ていると、ネタが面白いから売れているのではなくキャラが引き立っているから売れているような芸人さんが多いですよね。となるとやっぱりテンプレネタって厳しいのではと邪推していまいます。宮下草薙みたいに同じようなネタでも、毎回草薙さんのリアクションの違いを楽しめるようなものであれば、話はまた別なんですけどね。
強いキャラが需要があるからといえばそれまでですが、芸人はネタが面白くてなんぼじゃないですか?ネタが奇想天外だったり、そこに着目したかーみたいな。そういのが好きなんですよね。
前置きが長くなりましたが、今回はそんないい意味で予想を裏切ってくれる、Q一郎好みのお笑いコンビを紹介していこうと思います。
かが屋
まずはかが屋さん、ここ最近でめちゃくちゃ売れ出しましたよね。多分、ネタパレ出演のこのネタで一気に人気芸人の仲間入りしたような気がします。
かが屋のコントは、日常にある気まずさとか些細な面白要素にフォーカスして、抜群の演技力で爆笑コントに昇華していく。めちゃくちゃ斬新で特に加賀さんの気恥ずかしい表現の演技がめちゃリアル。感情が具鈍化したおっさんにも感動を与えてくれます。
最近の芸人さんは何百と繰り返したネタをさも初めてのように受け取る演技が上手ですよね、ハナコしかり、四千頭身しかり、演技が上手だと自然とコントに引き込まれるのでありがたいです。
続きまして、
かもめんたる
かもめんたるさんです。2013年キングオブコントで優勝して、これから売れるだろうなって思ってたんですが、なかなか難しいようですね。しくじり先生にも出てたしw
ただネタはめちゃくちゃ面白いんですよ。岩崎う大さんが作るネタは基本う大さんが変態で槙尾ユウスケさんが振り回されるような構成のネタが多いんですが、設定が天才すぎる。
例えば、ストーカー、スピリチュアルカウンセラー、画家、マッサージ中毒者、路上マッサージ師とかね。こんな難しそうな役柄もう大さんは見事に演じ切ります。多少気持ち悪さもあるので、お客さんから悲鳴がでるなんてことwそういうので女性支持が足りないのかなぁ。
まぁそれほどの迫真の演技ってことですよ。ぜひ見ていただきたい。
ラーメンズ
もう私が紹介するまでもないですが、ラーメンズです。
いわずと知れた二人の天才によって結成されたコンビ、小林賢太郎さんの知的かつ天才的なネタ。片桐仁さんの衝撃のビジュアルから発する天然で優しい笑いと癒し。完成されておる。。。
なんというかほんとに完成されているネタなんですよね、知的な言葉遊びがあったり、秀逸な伏線回収があったり、普通気にもかけないような、注目点を掘り下げたり。天才感がすごい。
そんな知的感溢れすぎてインテリに寄ってしまうネタを仁さんが優しく私たちの側まで持ってきてくれるようなバランスが取れている笑いです。
残念ながらもうコンビでの活動はしていないようなので、YouTubeなどで見てください。
お二人は個人ではバリバリに活動中ですので、そちらもぜひご覧ください。
最後に紹介するのが
東京ダイナマイト
古くてすいません、東京ダイナマイトです。
イヤー売れなかったですね。あの天才ビートたけしさんにやっと商品になる弟子ができたって言わしめたほど、ほんとにおもしろかったんですけどね。売れなかった残念だ。
松田大輔さんとハチミツ二郎さんによるコンビ、最初はたけし軍団だったけど、今は吉本みたいです。
ネタ作ってる二郎さんのインパクトもさることながら、コントでの松田さんのキャラがいいんですよね。初めて見たときは腹が痛くなるぐらい笑った。
とにかく奇想天外でいきなり、頭から流血(もちろん血のりでね)して登場とか、刀持って登場とか、なんとなくたけしイズムを感じるすごさがあります。
ネタはネタで松田さんのおとぼけキャラがめちゃくちゃ面白い、このコンビだけは理屈で語れない、とにかく見てほしいです。
以上、おすすめお笑い芸人でした。
それじゃあへばの!!
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