ナンパした小学校の音楽教師が予想を上回ってきた話~後編~

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ナンパ音楽教師後編

「お願い、私を連れて逃げて!」

カラオケ屋のエントランスの階段に座る女性が突然私にこう言った。ソバージュのかかった黒上に男勝りな目つき、強気に見える女性がハッピーなカラオケ屋で一体何におびえるというのだろう。

事情も現状も理解せず、予想しえない発言に、

おもしろそw

後のことなど何一つ考えず、ワクワクだけを動力源に

「ええよ♪大丈夫かいな?」と彼女に呼応し、仲間がいる車へと彼女を連れて行った。
十二分に酒臭い彼女は、車まではあまり口を開かずうつむきがちに私の後をついてきた。

「この車やで」後部座席のドアを開けた。

前編見てない方はこちらからどうぞ
ナンパした小学校の音楽教師が予想を上回ってきた話~前編~

ナンパ仲間とソバージュの女

ガガァーと音が鳴り、ドアを開けた瞬間、仲間の二人はポカンとして私の後ろにいる彼女を見つめる。それはそうだ、様子見といった私がいきなり一人きりの女性を連れてきたのだから。
本来であれば私が三人組女子を見つけ、あの子らどーよ、声かけてみる?そんな流れを予想していたのであろう。
鳩が豆鉄砲を食ったよう。この表現に現実に出会ったのもこの日が初めてだったかもしれない。

虚を突かれた友達二人に事情を説明する。説明した言っても私自身なにも知らない。彼女はただ逃げたいと言った。逃げたいのなら俺が連れて行ってやる、君の行きたい場所のどこへでも。俺の仲間とエデンへ行こう。

そう説明したい気持ちを抑え、正しくは、
「このねーちゃん、こっから逃げたいんやって事情はよーわからんけど、とりあえずどっかいこや。」だったと思う

怪訝な顔をする車を持ち出してくれたK君、しばし黙り込みソバージュを品定めするかのように、じっとりと彼女を見回すH君。

H君「そしたらまぁどっか行こうか?」

さすがH君、私の気持ちを察してくれたのか多くは聞かず、次の行動へと促してくれた。
H君は私とK君よりも二つ年上でやはり私たちよりも兄貴的行動をとってくれる。

その時、運転手であるK君は不満と不安が入り混じった、何とも言えない顔をしていた。ただ3人のうちの2人がGOサインを出している。男気の強いK君は文句も言わず「じゃあ行くか・・・」と、なにか言いたげな雰囲気を押し殺し、車を出すのであった。

4人目の登場人物

車を出し、カラオケ屋を離れる私たち。時刻は夜11:30頃だったか?どこかの店に向かうわけでもなくダラダラを車を走らせ、私はソバージュの女性に事情聴取を開始した。

ワイ「逃げたいってなんやねん?」

ソバージュ「んー男友達とカラオケしてたんだけど、なんか合わんくてー」

ワイ「いやそれで逃げたいってひどすぎひんw」(ひどすぎない?)

ソバージュ「えーーー嫌やってんもん」(嫌だったんだもん)

こんな女性もいるんだと、一緒にいた男性を憐れんでいると、突如H君が助手席から後部座席へと身を乗り出し、彼女に腕を回しぐっと引き寄せた。

ブチュゥーペロペロペロペロ

上記のような擬音がでる行為が私とK君の前で披露された。ソバージュは身を任せているどころか結構乗り気だ。

田舎者の二人の前で、都会から来たH君は私たちの想像を超える行動をする。当時はこういうのがおもしろかったし、さすがH君と思っていたなぁ。

一通り行為が終わり、どこに向かうか話していると、ソバージュがこう言いだした。

ソバージュ「私4Pでもいいから、どっかホテル行こよ。」

「うひゃひゃすげぇコイツ」初対面というお互いの社会性を知らない同士であれば、ここまで人は欲望に素直になれるんだ!田舎で育った私は、ある程度女性の純朴性を信じていたので、この発言は未だに心に残るほど、強い衝撃を受けました。

ソバージュは何やら行為もやる気満々だったようで、最初の男を逃した上は私たちで発散せねば気が済まないような気迫を醸し出している。
ただ残念なことに私たちは意外に潔癖同士の集まりで、H君、K君の交じりながらゴニョゴニョするなんて、

きもちわりぃいい、ぜったい嫌だ。

と3人とも思っていたはずw

ただラッキーなことに後部座席はソバージュと私、当時はまだそこそこ純朴だった私は彼女の気迫にほんのりと引いていたのですが、彼女の方から私に迫ってくる有様。

唇を奪われ、下を入れられ、感じたのは唾液のネバつきと強烈な酒の匂い。
思わず「うぇええ」と言ってしまう私。その様子を前の二人は笑いながら見ている。

どんな状況も楽しめるのが私は大好きだったし、こいつらとなら4Pしてもいいかなっと思ったその時。ソバージュの携帯が鳴りだした・・・

ピピピ!ピピピ!

鳴りだす携帯を無視し、一向に電話に出る様子がないソバージュ。
携帯がうるさいから早く出ろという私。

「さっきの男だから出たくない」

ソバージュはその言葉どおり、最大にまでなり続ける着信音を無視し、何度も何度も鳴りやむまで待ち続けた。

平常時でも癇に障る着信音、目の前にやれる女がいるのに、4Pは嫌だと答えを出しかねる現状にいら立ちがピークを越えた私は、彼女の携帯を奪い電話に出る。

「なんなんじゃ、ワレはさっきからやかましいんじゃぃ!とっととあきらめろカス!」

電話に出た瞬間に今までの苛立ちを彼にぶつけました。彼自身も突然の知らない奴からの怒号にきょとんとしている様子。電話からの声は聞き取れない。

そんな状況にH君が、私が持つ携帯を取り、冷静に話し始める。

ソバージュとカラオケ屋にいた彼の関係

なにやら冷静に静かな声で話し始めるH君、どうやら会話が成り立っているようだ。
話は多分10分以上続いていたと思う。

時間が経ち、携帯を切り一息つくと、携帯をソバージュに返すH君。

どうなったんだと問い詰める私とK君に、H君は話し始めた。

「こいつ(ソバージュ)とこの電話のおっさんはテレクラで知り合って、今日やる予定であそこのカラオケ屋に行ってたんだって、頼むから彼女を返してくれって、すげぇ頼まれたわ。十万やるから返してくれってさw」

このビッチに十万円、おっさんやるなと思いつつ、その後、ソバージュも開き直っていろいろとしゃべりだした。

彼女はどうやら小学校の音楽教師らしく、今はシングルマザーで子供一人と暮らしているらしい。ただどうにも男が好きらしく夜な夜なテレクラで知り合った男と遊んでいるらしい。今回はそのうちの貢がせた男と遊んだけど、ビジュアルがいやすぎて逃げたということだった。

小学校の教師ともあろう奴がこんな不埒な行いをしてるなんて、本当に信じられなかったし、夜な夜な遊んでる間、子供はどんな思いで待ってるんだと、いろんな怒りの感情が溢れてきました。

私の父親もいろいろと問題のある性格なので、ソバージュの子供に同情してしまい、ナンパ目的で連れてきたソバージュに対し、もう女性と見ることもできず、いろいろとひどいことを言ってたと思います。

おっさんから十万もらって帰ろう!

もう私たちにはナンパという気持ちはなく、夜も遅いし金もらって帰ろうという気持ちで一致団結しておりました。ソバージュはやだやだとわめいておりましたが、逃げだしたおっさんと話し合ってくださいと諭しながらおっさんのもとへと向かいました。

おっさんはずっとカラオケ屋でソバージュを探していたようで、カラオケ屋で待ってるとのことでした。すごい執念だ。

カラオケ屋の駐車場に到着し、おっさんと少し話して、ソバージュを返そうということになり、
三人で話した結果、H君とK君がおっさんと話してくることとなりました。

カラオケの個室に向かおうとするK君が去り際に

「俺の車でぜったいやるんじゃねぇぞ!」

「へけ!?やらんて!やらんさ!!はよ終わらして帰ってきてよ」
(やらないよ!やるわけないじゃん!!早く話、終わらせて帰ってきてよ。)

さすがK君、幼馴染なだけある。俺が押しに弱いことを百も承知だ。なんかうれしかったねw

カラオケ屋に入って行った二人は、15分後ぐらいには戻ってきて、おっさんも連れてきた。

おっさんはただ戻ってきてくれよー、なにが気に入らんねん!!みたいなことをずっと言ってて、ソバージュはそういうのがきもいんだよと罵声を吐いていました。

嫁も子供もいるであろう、パンチパーマでサングラスのおっさんが、今にも泣きだしそうに彼女に帰ってきてほしいと懇願していた姿がとても気持ち悪いと感じました。
最近借金を返し終えてやっと遊べるようになったんやーとか言ってましたが、家族に返せよと心の底から思いました。百歩譲って浮気は許せても、不倫関係だけは心底いやだわ。

ちょっと前まで二人は仲良くカラオケしてたのに、なんでこうなるんやろねと思いながら、あとはお二人でと私たちは帰途につきました。

さてきっちり10万円をもらってきて割り切れないけどどうするといったH君に僕は言いました。

ソバージュ連れてきたんは俺やけど、最後に仕事したんは二人やで俺が2万で、二人が4万でいいよ、

○○してもらったし。テヘっ♪

それじゃあへばの!!

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