どうもQ一郎です。
若いころは破天荒を目指していた私ですが、歳を重ねるとともに、穏やかな生活を望むようになりました。不思議なもので若いころはそれほど奇天烈な事件には遭遇しませんでしたが、そろそろ落ち着こうと思った途端にクソみたいな事件に巻き込まれたりします。
今回はその内の一つ、昏睡強盗に遭った事件をご紹介したいと思います。昏睡事件の被害者になった当日、翌日は有り金全部取られた!うぅ最悪ですぅ。ぐらいの「馬鹿だからしょうがないか、次から気を付けよう」と思うぐらいのもんでしたが、被害のしつこさはなかなかのもので、かなり悩まされました。
事件の翌々月、ましてや数年後までこの事件に付き合わされるとは夢にも思いませんでした。
昏睡強盗の被害に遭った方なんて、めちゃくちゃマイノリティだと思いますが、最近になってまたぼったくりバー、ぼったくり居酒屋なんてものが横行しているようなので、このブログがそういった違法店舗の撲滅に少しでも役立てればと思いお伝えします。
ぼったくりなんて引っかかる奴がいなければ、勝手に消滅しますからね。
みなさん引っ掛からない知識を身に着けて飲みに行きましょう。酒好きはみんな仲間です。仲間を助けるため、ぼったくりを撲滅するため、事前に知識武装して飲んべぇ生活を満喫しましょう。
昏睡強盗に出会った要因
ちなみにみなさま昏睡強盗って聞いてイメージ湧きますか?
被害に遭った私自身、強盗感はいまだ感じていないのですが、簡単に言いますとお酒に睡眠薬入れられて、寝たら身ぐるみはがさられて外に捨てられるという犯罪です。
私の場合で言いますと、当時勤めていた会社の同僚と飲んでいました。
一件目でみんな満足したようでさぁ帰るかという流れになったのですが、私は全然飲み足りないので、私は2件目に行こうと言い出しました。
だれか一人ぐらい付き合ってくれるかと思ったんですが、誰一人ついてきてくれる感じはありませんでした。当然のようにふてくされた私は「じゃあええわ、一人で行くわ!」と酔っぱらいの馬鹿丸出しで次の店に向かいだします。
気のいい同僚たちが私の後を着いてきてくれますが、私はめいいっぱいの馬鹿なので同僚を巻こうと考えていました。思い通りに同僚たちからはぐれたまではよかったんですが。
舞台は新宿。三重から東京に来てやっと時々飲みにいけるお給金をいただけるようになったばかりの私が新宿のルールを把握してるはずもなく。
人に聞いたらいい店教えてくれるだろうと、酔いに任せてすれ違う人たちに
「ええ飲み屋、知ってたら、教えてやー。なんなら一緒に飲もうやー(∀`*ゞ)エヘヘ」
とアホみたいな言葉を、すれ違う人たちに声をかけていました。
当然のように無視され、良くて知らないという返事。酔っぱらいの人間にいちいち対応するほど東京、ましてや新宿の方たちは暇ではありません。これは都会の人間は冷たいとかの話ではなく、極々、当たり前の話なんです。
たとえ田舎でもアホみたいな酔っぱらいは、相手にするだけ時間の無駄です。
精いっぱい譲歩して、余裕があるときにシラフの人だったら助けてあげてください。酔っぱらいを相手にすると、何に困っているのか?どうしてほしいのか?目的までたどり着けません。
優しくしてくれたのは気さくな黒人だった
そこそこ酔っぱらいながら、新宿の「ええ店教えてや」と誰彼構わず聞きまわる酔っぱらいの私。
まったく相手にされず途方無くさまよっていると、誰かが声をかけてくれました。
「yo Brother♪」

ネイティブな発音に視線を向けると、視界に飛び込んできたのは、BボーイなB(ブラック)。酔っぱらいの私が返した返事は・・・
「Hey Brohter♪What’s up?」
返事されてもわからないのに、知ってる英語で返しました。するとビーボーイなブラザーは、
「ヘイ、キョーダイ♪今日の夜はオワリマスカ?ブラザーはマダマダイクヨネ??」
あれ、日本語で話してる。
ボブ・サップみたいなBから発せられた日本語に気を良くしてしまった、酔っぱらいの私は
「All Right! Let’s go drinking together!おごるから、you don’t pay moneyやで、このデブ! 」
笑いながら私が言うと、ブラザーの目つきが変わった。
OK, let’s go
陽気な黒人の彼の空気が変わったと感じた瞬間、私は大丈夫??と不安を抱きながらも、ブラザーが一緒に飲んでくれるならこれも貴重な経験だと、黒人と飲んだことねーしな。酔いも後押しして行ってまえ!と、ビビりながらブラザーにがっちり肩をホールドされて飲み屋へ連れて行かれました。
店に着いたらブラザーはいなくなった・・・
千鳥足の私をブラザーはフォローしながら、目的の店へと到着した。
店内を見回して思ったのは・・・
うわーめっちゃキャバクラやん
ブラザーとしゃべりたかったのになー、女子としゃべるか、ブラザーとしゃべるか迷うなー。めっちゃ一期一会やん。
そんなことを考えてた私ですが、店についた途端にブラザーは仕事場に戻ると私が制止もするも、まったく鑑みずそそくさと帰っていきました。
ブラザーが帰った時点で、当初に交わした一緒に飲む約束は壊滅。
約束破ってでもブラザーが見知らぬ私をココに連れてきた理由・・・馬鹿な私でも想像がつきます。
ワイ「うわぁやられてる。これぼったくりパターンやな、ハメられてるなー最悪やー。」
とにかく初期料金だけで帰ろ。それでぼったくり値段提示されたら恥ずかしいぐらい泣きわめきながら逃げるぞ、警察署まで走ったるで!
そう決意をした私でしたが、席に着いた女の子に作ってもらった水割りを飲んだとたん、たったの一杯でのんべぇの私が簡単に眠りに落ちてしまいました。
基本どれだけ酔っぱらっても、無意識に寝てしまうなんてことは人生で一度もありません。外で飲んでいる時なら余計に。
酒に何か入れられた・・・くそ、ミスった。そう思ったのは翌日のことでした。
続く・・
昏睡強盗に遭いました。中編~アラフォーフリーターのすべて~
それじゃあへばの!
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