僕らはみんな生きている[1-5]一色伸幸様原作、山本直樹様作画のコミックを紹介させてください。~アラフォーフリーターのすべて~

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どうもQ一郎です。
一色伸幸様原作、山本直樹様の作画の僕らはみんな生きているをご紹介しています。

かなり時間が空いてしまい、本当に申し訳ないと思っているのですが、今年中には、なんとか一巻を書き終わりたいと思っている所存です。

興味をお持ちの方がいたらぜひ漫画なり、映画なり見てみてください。めちゃくちゃおもしろいです。

昭和感はありますが、俳優陣もめちゃくちゃ豪華で、あのクソかっこいい真田広之さんがめずらしく少し頼りない役を演じてたり、伊丹十三作品とはまた違った癖のある山﨑努さんが見れたり、今思い返しても最高すぎる。

それでは今回はビジネス編ですw

以前の記事はこちら
僕らはみんな生きている[1-1]
僕らはみんな生きている[1-4]

Japanese buginessman stand up!!

中井戸
中井戸

今日のプレゼンが勝負だ!

ただならぬ闘志を燃やす中井戸がそこにはいた。

中井戸の普段と違うサラリーマンらしい姿を初めて見た高橋だったが、思いは中井戸と同様、目指すはタルキスタン陸軍へのプレゼン成功だ。

高橋
高橋

任せてください!!

普段との空気感の違いに「今回は本格ビジネス漫画で行くぜ ッ ッ!!」と作者も気合が入っているようだ。山本先生のビジネス漫画は本当に珍しい、ちょっとふざけてるけどw

なぜ、公共事業のプレゼンを軍隊に行うかというと、タルキスタンの国は軍隊が牛耳っていて、公共事業案件の認可を得るのも軍人からだったのだ。
当時、海外からの開発援助資金は軍人のお偉方が好きなように使い道を決めて、事業で余った金を媚びを売ってお偉方に気に入られた参入企業が回収するというナイスなシステムだったのだ。

高橋「仕方ないですよね、それが僕らのナリワイなんだから」

中井戸「君もだんだんわかってきたじゃないかあ」

”ライバル”の登場さ!!

いつものように中井戸が陸軍の重役、カッツ大佐におべんちゃらを使っていると、目つきの悪い長身の男がカッツ大佐に親しげに近づいてくる。

中井戸「あれがIBCの富田だ。カッツに相当みついでやがる」

5年前まである企業の御曹司だったが、IBCに乗っ取られタルキスタンに飛ばされたと中井戸は、小声で話す。中井戸のイラ立ちが、口調から伝わってくる。

中井戸
中井戸

ここからは英語で話せ、カッツに内緒話だと思われる

カッツ大佐と富田の会話になかば強引に加わり、高橋の紹介をはじめる。

富田はわかりやすい笑顔と慣れた英語で、高橋に話しかける。

富田「いかかがですか、この国は?」

高橋がたどたどしい英語で答えていると、トゥクトゥクの騒音が会話を遮り、新たな来訪者が現れた。

トゥクトゥク

後部座席に座るその男はふくよかな女性を連れ、女性に濃厚なキスをしていた。

紙幣を手渡し、彼女にいい放つ。

???「これでビデオデッキでも買いな」

突然の光景に呆気に取られていた高橋だったが、富田の舌打ちが聞こえ、向きを変えた。

富田「当社の在中で、技術担当のマスモトです」

あきれた表情のままマスモトを紹介する富田に対し、高橋は素直にたどたどしい英語のまま名刺をマスモトに渡した。

プレゼン会議の後・・・

会議が始まると、高橋は事前に用意していたCADデータをモニターに写し、たどたどしい英語ながらも自社独自の最新技術を紹介した。

ライバル会社の富田は沈黙し、マスモトは眠りこけていた。

順調だ、と思いながら続ける高橋だったが無表情なままの中井戸に少し不安を感じていた。

プレゼンテーションが終わり、予定通り事なきを得たと安堵し、嬉しそうに報告する高橋だったが、中井戸の答えは想定外のものだった。

中井戸「質問がなかったんじゃねぇ、質問すらなかったんだ! おとなしく聞いてたのはパソコンに驚いたからだ !!高橋の説明なんざ、みんな上の空!」

唐突な批判に唖然とする高橋だったが、中井戸はおかまいなしに続ける。

中井戸「結果発表まで10日しかねぇ、明日カッツにもう一回説明だ!」

中井戸の本意に高橋はまだ気づいていなかった。

高橋「僕、帰るの明日ですよー」

スケジュールを伝える高橋を中井戸は無言でにらんでいた。

意味はわからずとも少しすくんだ、高橋は出発までに対応できると返答した。

その夜

中井戸に気圧され本音ではない返答をした高橋は、自室にもどり日本にいる彼女の写真を眺めていた。

高橋「どっちにしろ、まどろっこしいこの国とも明日でおさらばだ、短かったような長かったような・・・」

中井戸とのやりとりなどはとっくにどこかに飛んでいた。重要なのは明日の我が身だ。

中井戸なんぞより出張中、連絡できなかった、彼女を思い高橋は性欲をつのらせていた。

めんどくさい事象は終わり、明日から日常に戻る。

バルコニーで大きく息を吸うと、高橋を呼ぶ声が聞こえた。

高橋を呼ぶ声

セーナ
セーナ

やあ♪

声が聞こえる外に目を向けると裸のセーナが邸宅内のプールにいた。

裸のセーナを見ても高橋は先に邸宅の施設を無断で利用しているセーナを心配した。

高橋
高橋

中井戸に怒られないですか?

セーナ
セーナ

ノープロブレム、中井戸はスイミンヤクでグッスリだよ。
一緒に泳ごう、冷たくて気持ちいいよ。

無邪気に泳ぐセーナに言われるがまま高橋はプールに入った。

セーナ
セーナ

明日、日本に帰るんだよね?

子供のように泳いでいた高橋は、不意を突かれた様子を隠せないまま、明日帰ると復唱した。

セーナは返答するわけでもなく、茫然と庭先を見ていた。

思いとはちがうセーナの反応に高橋は、え?と一言だけ声に出すとそのまま黙っていた。

その瞬間!プールサイドにいたセーナが飛び込み、高橋に飛びついた。

息を切らせながら、セーナが蛇がいる!と高橋に告げた。

高橋は動揺を隠せないまま、セーナを抱きしめ守っていた。

突如現れた蛇は何食わぬ顔でプールを横切り庭の茂みに入って行った。

二人は蛇が去っても抱きしめあっていた。

抱きしめたことで高橋はやっとセーナが服を着ていないことを理解した。慌てながら高橋は

高橋
高橋

貴方は水着を着ていますか?

「セーナ」今頃気づいたの?一人で泳ぐのに水着なんてきるわけないでしょ?

当たり前のようにセーナは返す。

高橋
高橋

コンタクトを付けてないので・・・

動揺を抑えながら高橋はセーナに言った。少しの沈黙のあとセーナは高橋に伝えた。

セーナ
セーナ

じゃあ、触って・・・

1巻P100まで
今回はここまで、それじゃあへばの!

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